2009年7月28日 (火)

胡椒を想う

誕生日を迎えて、なぜ胡椒をテーマに生きるのか考察してみる。

1)インド原産の胡椒

黒胡椒は南インドのマラバル海岸の熱帯雨林原産。初めての一人旅にインドを選んだ僕には、「インド」を身近に置いておきたい気がする。胡椒ってインドが発祥だったのかっ!という驚きが僕を胡椒に惹き付ける。

2)唖然とする価値を有した胡椒

インドで栽培の始まった胡椒は既に2500年以上の歴史がある。408年に西ゴート族がローマを包囲して市民を人質としたときに、ローマ皇帝が身代金として金、銀とともに支払ったのが胡椒と聞きます。また、金と胡椒が等価で取引されていたという話しも信じがたいけど有名な話し。昔の人は、胡椒をえらい価値に見積もってたことに対する関心。

3)冒険家が追い求めた胡椒

歴史の教科書でよく見る冒険家。バスコ・ダ・ガマに、マルコ・ポーロ。そんな面々が希少な胡椒を求めて、ヨーロッパ各国からインドやアジアへと駆け出した。そう、大航海時代の幕開けを誘発させるきっかけになったのが胡椒。そんな「お宝」であった胡椒という存在に対する興味。

4)台所と途上国をつなぐ胡椒

調味料としての「胡椒」は非常に身近であるが、途上国で主に栽培されている「胡椒」についての事実は、身近ではない。以前、知恵胡椒でも紹介したが、胡椒はcommodityとして、取引されている。その結果、生産コストを下回る価格で胡椒が買いたたかれるといった事実もあるようだ。考えたらきりがなさそうだが、遠い世界と身近な台所をつなぐのが胡椒である。ワクワクする。

5)胡椒でワイワイしたい

胡椒を嫌いな人はいません。だから、「胡椒」を媒介に色々な仲間や広がりができるんじゃないか。そんな淡い期待。

6)食の安全を考える教材になる。

このblogを立ち上げた頃は盛んに「食の安全・安心」が叫ばれていました。じゃ、商社という立場でどのように「食品」の品質管理を担保していくか。現場主義をとる僕として実際にやりたいと思った。その時に、腐らず。日持ちもして、単価の安い物。少量小分けも簡便で、商品の取り扱いに最低限の知識で対応できるもの。それが胡椒でした。そこから、興味が増していったものでした。

7)商社マンになりたい!

僕は社会人になってからずっと管理畑です。商社の営業マンを志して入社したのに、気づけば、商社の「法務マン」になってしまっていたのです。だからこそ、「南極で氷を売る」といった営業冥利に尽きるようなことをやってみたいと単純に考えた訳です。「町内で胡椒を売る」ということは、相当な付加価値がなければ、誰も見向きもしてくれません。きっと。

8)途上国の仕事を創る

私は学生時代から今までの8年近くの間、教育支援をするNGOで活動しております。一時期は、事務局長という立場で地域の識字教育の普及に力を入れてきました。そこで、実感したことは、「教育の場」は非常に大事だけど、「働く場」もそれと同じ位に重要ということ。もし、世界の胡椒の消費量が増えれば、途上国の胡椒の生産農家の割合、そして収入も増えるのではないか。教育を受けたものが活躍出来る場が増えるのではないかと考えました。

9)カンボジアと倉田さん

私のお支援している地域が、カンボジアでした。そこで、スタディーツアーに参加した方が、お世話になりましたとカンボジアの「胡椒」を私にお土産として買ってきてくれたのです。また、2年前のお正月にカンボジアを訪れたときも、倉田さんのお店で「胡椒」を買ってました。そんな偶然的なところに、ポンと肩を叩かれて「胡椒」に時間を割く人生がスタートしているような気もします。(本当に偶然の出会い。)

というわけで、枚挙に暇がないので今回はこの辺で。

これからも、胡椒とは長い付き合いになりそうです。

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2009年7月 9日 (木)

胡椒農家の糧

過日、田んぼを借りて田植えをしている知人と話し、「田植え」の学びは、「会社」の学びと違う、といった話題で盛り上がった。

彼は、新卒でコンサルに入るも、仕事が肌に合わず辞めてしまう。

今では、農業に興味を持ち、農業をすることで新しい価値を生み出したいと語る。

そんな特異な彼との会話で、口に入るものは“生産者の顔が見えることは大切だ”という話しをしていたのだが、逆に“生産者も消費者の顔が見えることは大切”であるとふと、感じた。

そんな感覚が頭を過ったのは、海士町(隠岐の島町)で漁をするため、沖まで連れて行って下さったことがきっかけ。

簡単に海士町のことを説明すると、島根半島の東北に約80km、フェリーで約2時間半ばかり行ったところにある人口が2581人(平成17年国勢調査結果速報)の町。

一時は過疎化が進み、財政破綻の危機もささやかれた。その折に、町長のリーダーシップと街の人の努力により、苦難を乗り越えようと挑戦している町だ。現在では、様々な産業復興政策に基づき、ユニークな「町おこし」を行うモデルケースとしてメディア等に取り上げられている。

そんな、町で見た漁師の働きっぷり。

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夜が明ける前から沖にでる。待ち合わせは、漁業組合の事務所に朝の4時。既に、何人かの漁師は集い、ストーブの上にお餅をのっけて食べていた。仕事前の腹ごしらえ。

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どんどん、沖の方へと漁船は舵を取る。

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当日は波が高く、船は相当ゆれていた。それでも、漁師の男たちはきびきびと持ち場につく。

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網を引き始めると鴎の群れがやってきた。

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もう一艘の船が網を持ち上げ、魚を中心に追いやる。だんだんと、魚が海面に近づいてくる。その魚を狙う鴎が、どんどん集まってくる。

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陽がのぼる前から働いている人がいる。魚を捕ることを生業としている人がいる。鮮魚は、かくして、店頭に並ぶのかと改めて想う。

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鍋の季節、月島の鮟鱇鍋を食べに行ったが、鮟鱇を自分の目で見た。確かに、提灯のようなものがついていて、気分が高まる。今、大海原を生きていた鮟鱇も、人の手により水槽に投げ込まれ。そのうち、息をひきとるのだろう。

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船上では、カワハギ、イカなどよくとれた魚を大きな網で、いくつかの水槽にわけていく。以前は、船一杯にとれた魚も今では、水槽数箱しかとれないとのこと。天候や自然の気まぐれに左右される仕事。海が荒れれば危険も伴う。

そして、漁を終えて漁港に戻ると漁船を待ち構えていた人が数人。

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ここで、採ってきたばかりの魚をコンクリートの打ちっぱなし一面に広げる。ここで、仕分けを行い、発泡スチロールにつめ、値踏みを行っているようだ。宿のオーナーが料理長が直接魚を買い出しにも来ていた。

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採ってきたばかりのイカとカワハギを漁労長が振る舞ってくれた。採れたての魚はウマイという言葉しか出なかった。僕らはおにぎりを片手にもくもくと上がり立ての魚を、空っぽのお腹に運んだ。

そんな、様子を見ていた漁労長は心なしが嬉しそうだった。寡黙な漁労長も「ごちそうさまでした」の一言に気恥ずかしそうにしながらも、喜んでいた。きっと、その喜びが明日の仕事の糧になるのだと思った。

だから、きっと。生産者も消費者の顔が見えることって大事だし、美味しいもの作りの源になるんだと思った。

農家もそうだ。消費者が、誰が作っているのか知りたいのと同様で、誰がどんな顔をしながら食べているのか。それを口にして、どんな感情をもつのか。知りたい筈だ。

サラリーマンもそう。

自分の仕事がどんな影響を与えるのか気になるし、自分の仕事が誰かを幸せにしていたら。僕は、明日へ糧になる。

胡椒農家もそうだろう。

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2009年6月22日 (月)

胡椒のマリアージュ

かれこれ、1年も前。

友人のYOYOが百貨店のワイン売り場に勤めているをきっかけとして、生み出された知恵胡椒企画で「胡椒料理に合うワイン」を調べましたが、やっぱり料理とお酒の相性はあるようです。

先週、ゴルフコンペに参加をしたのですが、前日頂いたワインを差し出し、おつまみとして、柿ピーや乾きものを渡すと怒られちゃいました(汗

「ワインにはチーズだろっ!」

バスの移動中の酒盛りであったわけですが、場をしらけさせてしまったことに対して反省し。せっかくなので、知恵胡椒の企画にも役立てていきたいと思います。

お酒とつまみの相性を考える。更に、お酒と料理の相性も含めて考えていきたいと思います。

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2009年6月14日 (日)

胡椒作りは忍耐

以前、この「知恵胡椒」でお伝えした通り、胡椒の木を植えてから、成長するまでは8年という長い歳月を必要とします。07年6月15日の「商品ニュース」で商品部の伊藤氏は次の見出しで記事を書いています。

「相場急騰でも他商品に逃げるコショウ農家」

理由は複数あるが、主には次の2つ。

1)作付けから収穫までに時間がかかること

先に述べた通り胡椒は作付けから収穫まで長い年月を必要。そこで、農家が楽に収益を得られる、パーム油やコーヒー等への転作が始まり、胡椒の原産に繋がってしまう。

2)収穫から商品化までに手間がかかること

白胡椒の場合は、収穫した実を水に2〜3週間ほどつけ、その後、天日に干す。その後、胡椒の実を洗いながら、種子と分離させ乾燥。やっと、白胡椒が出来上がるというわけである。

また、胡椒の相場はジュグラー循環と同様、10年周囲で上昇を繰り返すとのこと。理由は、ご想像頂けると思いますが、相場に合わせて、産地が一斉に転作等を行うため増産や原産に動くためとのこと。マレーシアでは、1998年ー2000年にかけて高値。その後、ベトナムなどの生産が拡大したため、値下がりに転じています。

胡椒の商品化までの長い歳月を待てる「忍耐」と、胡椒の価格決定に自分の知らないところで、動いてしまうことに耐えられる「忍耐」。

どんな、胡椒を作っている方々が、どんな農家の方々か。お会いしたいものですね。

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2009年6月 6日 (土)

胡椒ソースがあったなら...

本日、友人を待つために入ったFirst Kitchenにて。ポテトやホットドッグ等にかける、ソースバーがありました。

もし、胡椒ソースがあったらなら。。

090606112654

ちなみに、ソースの種類は次の通り。

- バーベキューソース
- チーズソース
- ガーリックマヨネーズ
- 辛子明太子マヨネーズ
- ケチャップ
- ピリ辛ケチャップ

エスニックな味があれば、楽しみの幅が広がりそうですよね。

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2008年2月23日 (土)

胡椒について

プロフィールにちょこっと触れましたが、胡椒博士に近づくために「知恵胡椒」始めました。別に、知識がたっくさんつけるというよりは、胡椒の美味しい食べ方だとか。こんな胡椒料理もあるんだってって情報だとか。胡椒にまつわるアレコレをたくさん書いていこうと思います。(最初は、あくまで僕の備忘録)

胡椒アンテナを張り巡らせて、いろーんな胡椒の側面を楽しんでいきたいと思います。

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