胡椒のインド市場
先週の日経(6/8)にて、商品指数について「家計百科事典」で取り上げられていた。現在、世界的な株価の低迷により、商品指数と連動したファンドが急成長しているとのこと。
ご存知の通り、金や原油、穀物などの商品は、株式や不動産など伝統的な投資対象とは異なる値動きをすることが多く「代替投資先」に適しており、多くの投資家が行う分散投資の手法として確立している。
先週の知恵胡椒では、「胡椒はCOMMODITYか?」とのテーマで書いたが、実際にどこの市場で取引されているのかわからなかった。また、冒頭述べた日経記事でも次の市場について書かれていたけれど、胡椒が組み込まれた商品指数が見当たらなかった。
そこで、調べていったところインドのNCDEX(National Commodity & Derivatives Exchange Ltd.)で胡椒の取り扱いがあることを確認。市況の判断をこの団体より調査出来そうだ。
ところで、明治19年7月に福沢諭吉氏は「取引所」について、次のように語っている。
『・・・取引所の効用は、近遠の物価を示し、その現在と未来の高低を明らかにする。そして生産物の流通を活発にして、農工業を営む人々に安心してその業に従事させる。交通運輸が自在となった現代においては、標準価格を知らずに、物を製造し販売することは災いを蒙ることになるのではないか。(中略)その危険は、舵の無い船に帆を掲げ大海を渡るようなものである。よって、今、その舵を与え、目指す場所に行けるようになることは、取引所の利点と言える。・・・』
しかし、先週「知恵胡椒」で紹介した本(暗黒時代〜生産者を死に追いやるグローバル経済〜)を読む限り、時代は大きく変化しており、価格の不安定感から現在の取引所またはそれを支えるシステムは、農工業を営む人々の生活を安心に導いているとは思えない。
生産者が美味しい胡椒を供給できる仕組みが必要である。まさに、それは持続可能な社会を築いていく上でも非常に重要なファクターである。(ってか、胡椒から話しを広げ過ぎ?)
今後、美味しい胡椒の値段の変化や、生産高の推移を追いかけていく意味でも、胡椒のマーケットについてもチェックしていきたい。
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